進行具合によって治療方法が変わる|大腸がんの完治を目指そう

早期発見と適度な運動

担当医と患者

外科手術を要しない例

大腸がんの治療と言えば、多くの人は手術を想像するかもしれません。実際に外科手術が必要になるのは、がん細胞が大腸の粘膜にとどまらず深い部分まで浸潤した場合の話です。初期の段階なら開腹手術よりもずっと負担の軽い内視鏡を使い、大腸粘膜の表面にできたがん細胞を切除できます。こうした負担の軽い治療によって、大腸がんが完治する例も少なくありません。メリットの多い早期治療ですが、早期発見は定期的な検査が前提となります。初期段階の大腸がんでは自覚症状がないため、患者は自分がまだ健康だと思い込んでいます。その時点で内科を受診し、検査を受けるには大腸がんに関する正しい知識と早期発見への高い意識を持たなければなりません。

再発防止のために

幸い初期段階で大腸がんが発見され、内視鏡による治療を受けて完治したとしても、従来と変わらない生活を続けていたのでは再発の恐れも出てきます。元から大腸がん発生リスクを多く抱えていたのですから、加齢とともによりいっそう発症リスクが高まることも考慮しなければなりません。そこで再発防止のための生活習慣改善が重要になります。大腸がん発症には食生活や家族歴が深く関わっていると言われていますが、肥満や運動不足も無視できない要因です。日頃から運動量が少なく、体重が標準をオーバーしている人は、大腸がんの発症歴がなくても運動不足解消を心がける必要があります。長期間続く便秘も大腸がん発生リスクを高めます。適度な運動によって便秘も解消し腸内環境を改善できるので、がんを予防することにもつながるのです。