進行具合によって治療方法が変わる|大腸がんの完治を目指そう

外科手術を回避するために

お見舞いするファミリー

発症リスクを避ける

大腸がんは大腸の粘膜ががん細胞に冒される病気です。がん細胞が増殖すると粘膜から大腸壁へと浸潤し、巨大化します。さらに進行すればリンパ節や肝臓、骨などに転移するため、治療が困難になります。転移する前の段階なら、外科手術によって患部を切除することにより治療も可能ですが、手術は体力への負担も少なくありません。できることなら手術を受けずに治療することが望ましいのです。そのためにも、日頃から大腸がんを発症しにくい生活を心がけることが重要となります。食生活の改善や運動不足の解消とともに、危険因子に数えられるタバコやアルコールも控えなければなりません。健康を意識した生活を心がける一方で、定期的に内科を受診して内視鏡検査を受けていれば、大腸がんで手術を受けなければならなくなるリスクも大幅に減少するのです。

初期段階なら完治も可能

検査の結果、仮に初期段階の大腸がんが見つかったとしても恐れることはありません。今は内視鏡を使った治療法によって、外科手術よりも遥かに負担も軽く患部を切除することが可能なのです。内視鏡には小型カメラとライトがついており、肛門から挿入して大腸の内部をモニターに映し出すことができます。この内視鏡による初期がんの切除には、痛みがほとんど伴いません。大腸の粘膜には痛覚神経がないからです。その体力的負担は検査の場合とそれほど変わりませんので、多くの患者さんは呆気ないという印象を抱いています。こうして完治した患者さんは短期間で退院し、元の健康な生活に戻ることができます。再発防止のための食生活等に気をつけてさえいれば、外科手術を一生受けずに済むことも十分可能なのです。